テーマ・題材(だいざい)で学(まな)ぶ

人(ひと)との関(かか)わりに関(かん)することわざ

ことわざを集(あつ)めました。場面(ばめん)に合(あ)う使(つか)い分(わ)けも読(よ)めます。

友達(ともだち)への思(おも)いやり、困(こま)った人(ひと)への助(たす)け、仲間(なかま)との協力(きょうりょく)は、身近(みぢか)なことですね。人(ひと)との関(かか)わりに関(かん)することわざは、こうした行動(こうどう)を表(あらわ)します。家族(かぞく)との関係(かんけい)や、人(ひと)と争(あらそ)うときのことを表(あらわ)す言葉(ことば)もあります。自分(じぶん)と相手(あいて)がどんな関係(かんけい)なのかを考(かんが)えると、使(つか)う場面(ばめん)が分(わ)かりやすくなります。

皆(みな)で考(かんが)えると、よい案(あん)が出(で)ることがあります。一方(いっぽう)で、命令(めいれい)する人(ひと)が多(おお)すぎると、うまく進(すす)まないことがあります。反対(はんたい)のことを言(い)っているように見(み)えますね。ただ、相談(そうだん)することと、それぞれが別(べつ)の命令(めいれい)をすることは違(ちが)います。誰(だれ)が何(なに)をしているのかを確(たし)かめましょう。

このページには、人(ひと)と人(ひと)とのつながりを表(あらわ)すことわざを集(あつ)めました。親(した)しい人(ひと)にも礼儀(れいぎ)を忘(わす)れないことや、身近(みぢか)な人(ひと)と助(たす)け合(あ)うことを伝(つた)える言葉(ことば)があります。相手(あいて)の気持(きも)ちを考(かんが)えると、言葉(ことば)の意味(いみ)が分(わ)かります。下(した)の使(つか)い分(わ)けを読(よ)み、学校(がっこう)や家(いえ)での出来事(できごと)に合(あ)うことわざを選(えら)んでみましょう。

似(に)たことわざの違(ちが)いと使(つか)い分(わ)け

親(した)しい相手(あいて)への礼儀(れいぎ)と、ていねいにしすぎること

「親(した)しき仲(なか)にも礼儀(れいぎ)あり」は、親(した)しい相手(あいて)にも礼儀(れいぎ)と思(おも)いやりを忘(わす)れないという教(おし)えです。「礼(れい)も過(す)ぎれば無礼(ぶれい)になる」は、ていねいにしすぎると、かえって相手(あいて)に失礼(しつれい)になることです。相手(あいて)への気付(きづ)かいを忘(わす)れないことと、相手(あいて)を困(こま)らせるほどあいさつなどを繰(く)り返(かえ)さないことを区別(くべつ)します。

皆(みな)の相談(そうだん)と、ばらばらな命令(めいれい)

「三人(さんにん)寄(よ)れば文殊(もんじゅ)の知恵(ちえ)」は、何人(なんにん)かで相談(そうだん)すれば、よい考(かんが)えが生(う)まれることです。「船頭(せんどう)多(おお)くして船(ふね)山(やま)に上(のぼ)る」は、命令(めいれい)する人(ひと)が多(おお)すぎると、進(すす)む方向(ほうこう)を間違(まちが)えることです。皆(みな)で考(かんが)えることが悪(わる)いのではありません。決(き)め方(かた)や役割(やくわり)が定(さだ)まらず、命令(めいれい)がばらばらになることが問題(もんだい)です。

めぐる親切(しんせつ)と、相手(あいて)の親切(しんせつ)に答(こた)えること

「情(なさ)けは人(ひと)のためならず」は、人(ひと)への親切(しんせつ)は、めぐって自分(じぶん)のためにもなるという意味(いみ)です。「魚心(うおごころ)あれば水心(みずごころ)」は、相手(あいて)が親切(しんせつ)にしてくれれば、こちらも親切(しんせつ)にすることです。自分(じぶん)からした親切(しんせつ)が返(かえ)ってくる場合(ばあい)と、相手(あいて)の親切(しんせつ)に答(こた)える場合(ばあい)で使(つか)い分(わ)けます。

近(ちか)くの人(ひと)の助(たす)けと、似(に)た人(ひと)の集(あつ)まり

「遠(とお)くの親類(しんるい)より近(ちか)くの他人(たにん)」は、困(こま)ったときは、遠(とお)くの親類(しんるい)より近(ちか)くの他人(たにん)が頼(たよ)りになることです。近(ちか)くにいるから、助(たす)けてもらいやすいのです。「類(るい)は友(とも)を呼(よ)ぶ」は、考(かんが)え方(かた)や好(この)みの似(に)た人(ひと)が自然(しぜん)に集(あつ)まることです。助(たす)けを求(もと)めやすい関係(かんけい)と、似(に)た人(ひと)どうしのつながりを区別(くべつ)します。

争(あらそ)いからはなれることと、その場(ば)でゆずること

「逃(に)げるが勝(か)ち」は、無駄(むだ)な争(あらそ)いからはなれるほうが、よい結果(けっか)になることです。「負(ま)けるが勝(か)ち」は、その場(ば)では相手(あいて)にゆずるほうが、後(あと)でよい結果(けっか)になることもあるという意味(いみ)です。争(あらそ)いの場(ば)からはなれるのか、その場(ば)で勝(か)つことにこだわらずゆずるのかで使(つか)い分(わ)けます。

人(ひと)との関(かか)わりに関(かん)することわざ

人(ひと)との関(かか)わりのことわざを、読(よ)みの五十音順(ごじゅうおんじゅん)に並(なら)べました。それぞれのページで、詳(くわ)しい意味(いみ)・読(よ)み方(かた)・使(つか)う場面(ばめん)を調(しら)べられます。

会(あ)うは別(わか)れの始(はじ)め

出会った人とも、いつかは別(わか)れの日が来る。

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あちら立(た)てればこちらが立(た)たぬ

片方(かたほう)の希望(きぼう)をかなえると、もう片方(かたほう)を困(こま)らせる。

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雨(あめ)降(ふ)って地(じ)固(かた)まる

もめごとを乗(の)り越(こ)えて、前よりよい関係(かんけい)になる。

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一寸(いっすん)の虫(むし)にも五分(ごぶ)の魂(たましい)

小さく弱い者(もの)にも、自分なりの意地(いじ)や誇(ほこ)りがある。

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魚心(うおごころ)あれば水心(みずごころ)

相手(あいて)が好意(こうい)を示(しめ)せば、こちらも好意(こうい)で応(こた)える。

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うそも方便(ほうべん)

よい目的(もくてき)を果(は)たすため、うそが役立(やくだ)つ場合もある。

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馬(うま)の耳(みみ)に念仏(ねんぶつ)

忠告(ちゅうこく)しても、聞き入れられず役立(やくだ)たない。

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縁(えん)の下(した)の力持(ちからも)ち

人目に付(つ)かない所(ところ)で、皆(みな)を支(ささ)える。

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鬼(おに)の居(い)ぬ間(ま)に洗濯(せんたく)

気を使(つか)う人のいない間に、のびのびとくつろぐ。

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鬼(おに)の目(め)にも涙(なみだ)

厳(きび)しく、思いやりのなさそうな人も、時には心を動(うご)かして涙(なみだ)を流(なが)す。

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親(おや)の心(こころ)子(こ)知(し)らず

親の心配(しんぱい)や愛情(あいじょう)を、子どもはなかなか理解(りかい)しない。

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飼(か)い犬(いぬ)に手(て)をかまれる

世話(せわ)をしてきた相手(あいて)から、思いがけず害(がい)を受(う)ける。

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蛙(かえる)の面(つら)に水(みず)

注意(ちゅうい)や非難(ひなん)を受(う)けても、平気(へいき)でいる。

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かわいい子(こ)には旅(たび)をさせよ

大切な子には、世(よ)の中の苦労(くろう)を経験(けいけん)させるのがよい。

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来(きた)る者(もの)は拒(こば)まず去(さ)る者(もの)は追(お)わず

加(くわ)わる人は受(う)け入れ、去(さ)る人は無理(むり)に引き止めない。

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窮鼠(きゅうそ)猫(ねこ)をかむ

弱い者(もの)も、逃(に)げ場を失(うしな)うと強い相手(あいて)に反撃(はんげき)する。

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苦(くる)しい時(とき)の神頼(かみだの)み

普段(ふだん)は頼(たよ)りにしないのに、困(こま)ったときだけ助(たす)けを願(ねが)う。

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鶏口(けいこう)となるも牛後(ぎゅうご)となるなかれ

大きな集団(しゅうだん)の末端(まったん)より、小さな集団(しゅうだん)の中心となれ。

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紺屋(こうや)のしろばかま

人の用事(ようじ)は片付(かたづ)けるのに、自分の用事(ようじ)は残(のこ)ったままになる。

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子(こ)はかすがい

子どもへの愛情(あいじょう)が、夫婦(ふうふ)の仲(なか)をつなぎとめる。

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去(さ)る者(もの)は日々(ひび)に疎(うと)し

亡(な)くなった人や離(はな)れた人は、日がたつにつれて忘(わす)れられる。

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三人(さんにん)寄(よ)れば文殊(もんじゅ)の知恵(ちえ)

一人(ひとり)では難(むずか)しいことも、皆(みな)で考えればよい知恵(ちえ)が出る。

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地獄(じごく)で仏(ほとけ)

困(こま)り果(は)てたとき、思いがけず助(たす)ける人に出会う。

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親(した)しき仲(なか)にも礼儀(れいぎ)あり

親しい相手(あいて)にも、礼儀(れいぎ)を忘(わす)れるな。

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船頭(せんどう)多(おお)くして船(ふね)山(やま)に上(のぼ)る

指図(さしず)する人が多すぎて、話がまとまらず、物事(ものごと)がとんでもない方へ進(すす)む。

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袖(そで)振(ふ)り合(あ)うも多生(たしょう)の縁(えん)

ほんの小さな出会いも、前の世(よ)からの縁(えん)によるものだ。

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対岸(たいがん)の火事(かじ)

他人(たにん)の災難(さいなん)を、自分には関係(かんけい)のないこととして見ている。

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鯛(たい)の尾(お)より鰯(いわし)の頭(かしら)

大きな集団(しゅうだん)の末端(まったん)より、小さな集団(しゅうだん)の中心になる方がよい。

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立(た)つ鳥(とり)跡(あと)を濁(にご)さず

去(さ)るときは後始末(あとしまつ)をして、残(のこ)る人を困(こま)らせないようにせよ。

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旅(たび)は道連(みちづ)れ世(よ)は情(なさ)け

旅(たび)には仲間(なかま)を求(もと)め、世(よ)の中では助(たす)け合いを大切にせよ。

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忠言(ちゅうげん)耳(みみ)に逆(さか)らう

自分のための忠告(ちゅうこく)は、素直(すなお)には聞きづらい。

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鶴(つる)の一声(ひとこえ)

力のある人の一言で、皆(みな)の意見(いけん)が決(き)まる。

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敵(てき)に塩(しお)を送(おく)る

争(あらそ)う相手(あいて)でも、苦境(くきょう)にあれば助(たす)ける。

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出(で)るくいは打(う)たれる

目立つ人はねたまれたり、出過(です)ぎた行いを抑(おさ)えられたりする。

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遠(とお)くの親類(しんるい)より近(ちか)くの他人(たにん)

遠くにいる親類(しんるい)より、近くの人の方が助(たす)けになることがある。

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所(ところ)変(か)われば品(しな)変(か)わる

土地が違(ちが)えば、習慣(しゅうかん)や物(もの)の様子(ようす)も違(ちが)う。

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虎(とら)の威(い)を借(か)る狐(きつね)

強い人の力を後ろ盾(だて)にして、偉(えら)そうにする。

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長(なが)い物(もの)には巻(ま)かれろ

力の強い相手(あいて)には、逆(さか)らわず従(したが)う方が得策(とくさく)だ。

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情(なさ)けは人(ひと)のためならず

人への親切は、巡(めぐ)り巡(めぐ)って自分のためにもなる。

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逃(に)げるが勝(か)ち

無駄(むだ)な争(あらそ)いは、避(さ)けて逃(に)げる方がよい。

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猫(ねこ)の手(て)も借(か)りたい

とても忙(いそが)しくて、誰(だれ)でもよいから手伝(てつだ)ってほしい。

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火(ひ)に油(あぶら)を注(そそ)ぐ

すでに激(はげ)しい怒(いか)りや争(あらそ)いなどを、さらに強める。

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仏(ほとけ)の顔(かお)も三度(さんど)まで

どんなに優(やさ)しい人も、ひどい仕打(しう)ちが重(かさ)なると怒(おこ)る。

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負(ま)けるが勝(か)ち

その場では譲(ゆず)る方が、結局(けっきょく)よい結果(けっか)になる。

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水(みず)清(きよ)ければ魚(うお)すまず

正しさを厳(きび)しく求(もと)めすぎると、人が寄(よ)り付(つ)かなくなる。

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柳(やなぎ)に風(かぜ)

相手(あいて)に逆(さか)らわず、巧(たく)みに受(う)け流(なが)す。

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寄(よ)らば大樹(たいじゅ)の陰(かげ)

頼(たよ)るなら、力のある人や組織(そしき)を選(えら)ぶ方がよい。

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類(るい)は友(とも)を呼(よ)ぶ

似(に)た好(この)みや考えを持(も)つ人は、自然(しぜん)に集(あつ)まる。

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礼(れい)も過(す)ぎれば無礼(ぶれい)になる

丁寧(ていねい)にしすぎると、かえって相手(あいて)に失礼(しつれい)になる。

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渡(わた)る世間(せけん)に鬼(おに)はなし

世(よ)の中には、親切で情(なさ)けのある人もいる。

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