テーマ・題材(だいざい)で学(まな)ぶ

数字(すうじ)の入(はい)ったことわざ

ことわざを集(あつ)めました。場面(ばめん)に合(あ)う使(つか)い分(わ)けも読(よ)めます。

「石(いし)の上(うえ)にも三年(さんねん)」や「七転(ななころ)び八起(やお)き」のように、ことわざには数(かず)がよく出(で)てきます。数字(すうじ)は、多(おお)さや少(すく)なさ、長(なが)い時間(じかん)などを表(あらわ)します。回数(かいすう)を表(あらわ)すこともありますね。数(かず)を覚(おぼ)えるだけでなく、何(なん)の数(かず)なのかを考(かんが)えると意味(いみ)が分(わ)かりやすくなります。

ことわざの数字(すうじ)は、いつも正確(せいかく)な数(かず)を決(き)めているわけではありません。「七転(ななころ)び八起(やお)き」は、転(ころ)んだ回数(かいすう)を数(かぞ)える言葉(ことば)ではありません。何度(なんど)でも立(た)ち直(なお)ることを表(あらわ)します。「三人(さんにん)寄(よ)れば文殊(もんじゅ)の知恵(ちえ)」も、三人(さんにん)ちょうどでなければいけないという意味(いみ)ではありません。何人(なんにん)かで知恵(ちえ)を出(だ)し合(あ)うことを表(あらわ)します。

このページには、見出(みだ)しに漢数字(かんすうじ)や半(はん)など、数(かず)を表(あらわ)す言葉(ことば)があることわざを集(あつ)めました。万事(ばんじ)はすべてのこと、一念(いちねん)は強(つよ)い思(おも)い、双葉(ふたば)は芽(め)のことです。こうした、数(かず)を表(あらわ)さない言葉(ことば)は入(い)れていません。同(おな)じ数字(すうじ)でも、元気付(げんきづ)ける言葉(ことば)と注意(ちゅうい)する言葉(ことば)では働(はたら)きが違(ちが)います。下(した)の使(つか)い分(わ)けを読(よ)み、数字(すうじ)と意味(いみ)をつなげて覚(おぼ)えてみましょう。

似(に)たことわざの違(ちが)いと使(つか)い分(わ)け

また起(お)こることへの注意(ちゅうい)と、次(つぎ)への楽(たの)しみ

「二度(にど)あることは三度(さんど)ある」は、繰(く)り返(かえ)し起(お)きたことは、また起(お)こりやすいという意味(いみ)です。同(おな)じ失敗(しっぱい)に注意(ちゅうい)するときにも使(つか)います。「三度目(さんどめ)の正直(しょうじき)」は、二度(にど)うまくいかなかったことが、三度(さんど)目(め)には成功(せいこう)することです。用心(ようじん)する場面(ばめん)と、次(つぎ)を楽(たの)しみにする場面(ばめん)で選(えら)びます。どちらも未来(みらい)を必(かなら)ず言(い)い当(あ)てる言葉(ことば)ではありません。

長(なが)い道(みち)のりと、聞(き)く回数(かいすう)を表(あらわ)す大(おお)きな数(かず)

「千里(せんり)の道(みち)も一歩(いっぽ)から」の千里(せんり)は、とても長(なが)い道(みち)のりを表(あらわ)します。大(おお)きな目標(もくひょう)も最初(さいしょ)の一歩(いっぽ)から始(はじ)まるという意味(いみ)です。「百聞(ひゃくぶん)は一見(いっけん)に如(し)かず」の百聞(ひゃくぶん)は何度(なんど)も聞(き)くこと、一見(いっけん)は一度(いちど)見(み)ることです。自分(じぶん)の目(め)で確(たし)かめる大切(たいせつ)さを伝(つた)えます。長(なが)い道(みち)のりと、聞(き)く回数(かいすう)では、数(かず)が表(あらわ)すものが違(ちが)います。

歩数(ほすう)の違(ちが)いと、小(ちい)さな体(からだ)にある心(こころ)

「五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)」は、五十歩(ごじっぽ)と百歩(ひゃっぽ)で数(かず)は違(ちが)っても、全体(ぜんたい)としては大(おお)きな差(さ)がないことです。「一寸(いっすん)の虫(むし)にも五分(ごぶ)の魂(たましい)」は、小(ちい)さな体(からだ)にも、大切(たいせつ)な思(おも)いや、負(ま)けたくない気持(きも)ちがあるという意味(いみ)です。歩数(ほすう)の違(ちが)いも、体(からだ)の小(ちい)ささも、それだけで大事(だいじ)な違(ちが)いや心(こころ)の価値(かち)を決(き)めません。何(なん)の大(おお)きさを数字(すうじ)にしているのか考(かんが)えましょう。

三人(さんにん)の知恵(ちえ)と、幼(おさな)いころの性質(せいしつ)

「三人(さんにん)寄(よ)れば文殊(もんじゅ)の知恵(ちえ)」の三人(さんにん)は、何人(なんにん)かが知恵(ちえ)を出(だ)し合(あ)うたとえです。「三(み)つ子(ご)の魂(たましい)百(ひゃく)まで」の三(みっ)つ子(こ)は幼(おさな)いころ、百(ひゃく)は長(なが)い年月(ねんげつ)を表(あらわ)します。同(おな)じ三(さん)でも、人数(にんずう)と年(とし)を表(あらわ)す違(ちが)いがあります。三人(さんにん)だけ、三才(さんさい)だけ、百才(ひゃくさい)までという決(き)まりではありません。数字(すうじ)が何(なに)を指(さ)すか確(たし)かめましょう。

うわさの七十五日(しちじゅうごにち)と、長生(ながい)きの千年(せんねん)・万年(まんねん)

「人(ひと)のうわさも七十五日(しちじゅうごにち)」は、時間(じかん)がたてば、うわさが少(すこ)しずつ忘(わす)れられることです。「鶴(つる)は千年(せんねん)、亀(かめ)は万年(まんねん)」は、千(せん)や万(まん)という大(おお)きな数(かず)で、長生(ながい)きへの願(ねが)いを表(あらわ)します。どちらも実際(じっさい)の日数(にっすう)や、生(い)きる年数(ねんすう)を測(はか)ったものではありません。時間(じかん)が過(す)ぎることと、長(なが)く元気(げんき)でいる願(ねが)いを数字(すうじ)で伝(つた)えています。

数字(すうじ)の入(はい)ったことわざ

数字(すうじ)のことわざを、読(よ)みの五十音順(ごじゅうおんじゅん)に並(なら)べました。それぞれのページで、詳(くわ)しい意味(いみ)・読(よ)み方(かた)・使(つか)う場面(ばめん)を調(しら)べられます。

悪事(あくじ)千里(せんり)を走(はし)る

悪(わる)い行いのうわさは、すぐに遠くまで広まる。

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石(いし)の上(うえ)にも三年(さんねん)

つらくてもがまん強く続(つづ)ければ、やがて成果(せいか)が出る。

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一難(いちなん)去(さ)ってまた一難(いちなん)

一つの災難(さいなん)が終(お)わると、すぐ別(べつ)の災難(さいなん)が起(お)こる。

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一年(いちねん)の計(けい)は元旦(がんたん)にあり

年の初(はじ)めには、その年の計画を立てよ。

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一(いち)富士(ふじ)二(に)鷹(たか)三(さん)茄子(なすび)

初夢(はつゆめ)では、富士山(ふじさん)・鷹(たか)・茄子(なす)が縁起(えんぎ)よいとされる。

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一文(いちもん)惜(お)しみの百(ひゃく)知(し)らず

わずかな出費(しゅっぴ)を惜(お)しんだため、かえって大きな損(そん)をする。

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一(いち)を聞(き)いて十(じゅう)を知(し)る

わずかな説明(せつめい)から、多くのことを理解(りかい)する。

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一寸先(いっすんさき)は闇(やみ)

すぐ先のことでさえ、何が起(お)こるかは分からない。

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一寸(いっすん)の虫(むし)にも五分(ごぶ)の魂(たましい)

小さく弱い者(もの)にも、自分なりの意地(いじ)や誇(ほこ)りがある。

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一銭(いっせん)を笑(わら)う者(もの)は一銭(いっせん)に泣(な)く

わずかな金でも、粗末(そまつ)に扱(あつか)うな。

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起(お)きて半畳(はんじょう)寝(ね)て一畳(いちじょう)

生きるのに必要(ひつよう)なものは多くないので、欲張(よくば)りすぎるな。

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聞(き)くは一時(いっとき)の恥(はじ)、聞(き)かぬは一生(いっしょう)の恥(はじ)

知らずに過(す)ごすより、その場で恥(は)じずに尋(たず)ねるのがよい。

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五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)

多少の差(さ)はあっても、本質的(ほんしつてき)には大した違(ちが)いがない。

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三十六計(さんじゅうろっけい)逃(に)げるに如(し)かず

不利(ふり)で勝(か)ち目のないときは、逃(に)げるのが最善(さいぜん)の策(さく)だ。

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三度目(さんどめ)の正直(しょうじき)

二度(にど)うまくいかなくても、三度目(さんどめ)には望(のぞ)みどおりになる。

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三人(さんにん)寄(よ)れば文殊(もんじゅ)の知恵(ちえ)

一人(ひとり)では難(むずか)しいことも、皆(みな)で考えればよい知恵(ちえ)が出る。

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雀(すずめ)百(ひゃく)まで踊(おど)り忘(わす)れず

幼(おさな)いころの癖(くせ)や習慣(しゅうかん)は、年を取(と)っても残(のこ)る。

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千里(せんり)の堤(つつみ)も蟻(あり)の穴(あな)から

小さな欠陥(けっかん)や油断(ゆだん)が、大きな失敗(しっぱい)を招(まね)く。

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千里(せんり)の道(みち)も一歩(いっぽ)から

大きな仕事(しごと)も、まず手近なことから始(はじ)めよ。

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大山(たいざん)鳴動(めいどう)して鼠(ねずみ)一匹(いっぴき)

大騒(おおさわ)ぎしたわりに、結果(けっか)はつまらない。

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鶴(つる)の一声(ひとこえ)

力のある人の一言で、皆(みな)の意見(いけん)が決(き)まる。

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鶴(つる)は千年(せんねん)、亀(かめ)は万年(まんねん)

長く生きることは、めでたい。

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天(てん)は二物(にぶつ)を与(あた)えず

一人(ひとり)に優(すぐ)れた才能(さいのう)やよい条件(じょうけん)が全(すべ)てそろうことは少ない。

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無(な)くて七癖(ななくせ)

癖(くせ)がないような人にも、いくつもの癖(くせ)がある。

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七転(ななころ)び八起(やお)き

何度(なんど)失敗(しっぱい)しても、くじけずに立ち直る。

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二階(にかい)から目薬(めぐすり)

遠回りでもどかしく、思うような効(き)き目が得(え)られない。

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二度(にど)あることは三度(さんど)ある

同じ出来事(できごと)は、繰(く)り返(かえ)し起(お)こりやすい。

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二兎(にと)を追(お)う者(もの)は一兎(いっと)をも得(え)ず

二つを同時に欲張(よくば)ると、どちらも手に入らない。

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早起(はやお)きは三文(さんもん)の徳(とく)

早く起(お)きると、ちょっとした得(とく)をすることがある。

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人(ひと)のうわさも七十五日(しちじゅうごにち)

世間(せけん)のうわさも、時がたてば忘(わす)れられる。

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人(ひと)を呪(のろ)わば穴(あな)二(ふた)つ

人を害(がい)そうとすると、自分も災(わざわ)いを受(う)ける。

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百害(ひゃくがい)あって一利(いちり)なし

害(がい)になることばかりで、役立(やくだ)つことが一つもない。

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百聞(ひゃくぶん)は一見(いっけん)に如(し)かず

何度(なんど)も聞くより、一度(いちど)自分で見る方がよく分かる。

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仏(ほとけ)の顔(かお)も三度(さんど)まで

どんなに優(やさ)しい人も、ひどい仕打(しう)ちが重(かさ)なると怒(おこ)る。

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三(み)つ子(ご)の魂(たましい)百(ひゃく)まで

幼(おさな)いころの性質(せいしつ)は、年を取(と)っても変(か)わりにくい。

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桃(もも)栗(くり)三年(さんねん)柿(かき)八年(はちねん)

物事(ものごと)が実(み)を結(むす)ぶには、それぞれに年月がいる。

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