テーマ・題材で学ぶ
食べ物が出てくることわざ
ことわざを集めました。場面に合う使い分けも読めます。
餅や団子、魚、野菜や果物も、ことわざに出てきます。おなかをいっぱいにすることや、からい味がすることが、たとえに使われます。熱いものを冷ます様子や、実がなるまで待つ様子も使われます。食べ物がどんな様子で出てきて、何をしているのかを思い浮かべてみましょう。
「餅は餅屋」と「絵に描いた餅」は、どちらも餅が出ますが、意味は違います。作る仕事と、食べられない絵では、たとえが違うからです。同じ塩でも、青菜にかける場合と、争う相手に送る場合では働きが変わります。名前が同じだからといって、言葉を入れかえないようにしましょう。
このページには、食べ物が出てくることわざを集めました。たいは動物、くりは植物でもあるので、ほかの題材のページにもあります。下の使い分けを読むと、食べ物の味や温度が、どう人の様子につながるか分かります。食べ物の様子を短く説明してから、自分の生活で使える場面を考えてみましょう。
似たことわざの違いと使い分け
作る仕事の餅と、食べられない餅
「餅は餅屋」の餅は、上手に作るために技術や経験が必要です。作る仕事を思い浮かべると、専門家に頼むのがよいという意味が分かります。「絵に描いた餅」の餅は、本物のように見えても食べられません。そこから、実際には役立たないものをたとえています。同じ餅でも、作る仕事と食べられない絵では、使われ方が違います。
青菜にかける塩と、相手に送る塩
「青菜に塩」は、塩をかけた青菜から水分が出て、しんなりする様子です。そこから、元気をなくした人の姿をたとえています。「敵に塩を送る」の塩は、生活に必要な食べ物です。争う相手でも、困っていれば助けることを表します。青菜を変化させる塩と、相手の生活を助ける塩では、働きが違います。
料理の温度と、団子の役立ち方
「あつものに懲りてなますを吹く」は、熱い吸い物で失敗した人のたとえです。冷たい酢の物まで、息をふきかけて冷まそうとします。そこから、用心しすぎることを表します。「花より団子」は、花を見る楽しさより、食べられる団子を選ぶ様子です。見た目より、実際に役立つものを好むことです。料理の温度と、食べ物の役立ち方を比べてみましょう。
実がなるまでの時間と、小さな実のからさ
「桃栗三年柿八年」は、ももやくり、かきの実がなるまでの時間を表します。そこから、よい結果を得るには時間がかかることをたとえています。「山椒は小粒でもぴりりと辛い」は、小さな実でも強いからさがある様子です。小さくても優れた力があることを表します。実が育つ時間と、実の味では、たとえに使う所が違います。
食べ物が出てくることわざ
食べ物のことわざを、読みの五十音順に並べました。それぞれのページで、詳しい意味・読み方・使う場面を調べられます。
青菜に塩
急に元気を失い、しょんぼりする。
くわしく読むあつものに懲りてなますを吹く
一度の失敗を恐れ、心配のないことまで用心する。
くわしく読む一富士二鷹三茄子
初夢では、富士山・鷹・茄子が縁起よいとされる。
くわしく読む絵に描いた餅
形や計画だけは立派でも、実際には役立たない。
くわしく読む海老で鯛を釣る
小さな元手で、それよりはるかに大きな利益を得る。
くわしく読む火中の栗を拾う
他人の利益のために、自分が危険や損を引き受ける。
くわしく読む鴨がねぎを背負って来る
利用しやすい相手が、好都合な物まで持って来る。
くわしく読む腐っても鯛
元が優れたものは、衰えてもよさを失わない。
くわしく読む山椒は小粒でもぴりりと辛い
体や規模が小さくても、優れた力がある。
くわしく読む鯛の尾より鰯の頭
大きな集団の末端より、小さな集団の中心になる方がよい。
くわしく読む蓼食う虫も好き好き
人の好みはそれぞれで、ほかの人と同じとは限らない。
くわしく読む棚からぼたもち
何も苦労せず、思いがけない幸運を得る。
くわしく読む敵に塩を送る
争う相手でも、苦境にあれば助ける。
くわしく読む豆腐にかすがい
働きかけても、少しも手応えや効き目がない。
くわしく読む鳶に油揚げをさらわれる
手に入ると思った物や利益を、思いがけない相手に横から取られる。
くわしく読むぬれ手であわ
たいした苦労もせず、多くの利益を得る。
くわしく読む猫にかつおぶし
欲しがる相手のそばに物を置き、油断できない。
くわしく読む花より団子
見た目の美しさより、実際に役立つものを好む。
くわしく読む餅は餅屋
専門のことは、やはりその道の人が上手だ。
くわしく読む桃栗三年柿八年
物事が実を結ぶには、それぞれに年月がいる。
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