テーマ・題材で学ぶ
体が題材のことわざ
ことわざを集めました。場面に合う使い分けも読めます。
耳、目、口、手など、体の部分もことわざのたとえに使われます。耳は聞くこと、口は話すことを表す場合があります。人の体だけでなく、馬の耳や猫の手、魚のしっぽも使われます。体の名前を見つけたら、いつもどんな働きをするかを考えてみましょう。
同じ耳でも、聞いた話を受け入れない相手を表す言葉があります。役立つ注意でも、聞くのが辛い気持ちを表す言葉もあります。口も、うっかり言って困ることや、うわさを止められないことを表します。話す人と聞く人の、どちらの様子を伝えるかで意味が違います。
このページには、耳・目・口・手・頭・しり・おなかなどを使うことわざを集めました。体の漢字があるだけでなく、本当にその部分を指す言葉を集めています。下の使い分けを読むと、体の働きがどんな意味につながるか分かります。自分が聞いたり話したりした場面を思い出してみましょう。似た言葉でも、場面に合うほうを選ぶ練習ができます。
似たことわざの違いと使い分け
耳に届く話と、心で聞き入れる話
耳は、音を聞くだけでなく、話を受け入れることのたとえにもなります。「馬の耳に念仏」は、馬にお経を聞かせても意味が伝わらない様子です。いくら言っても、聞き入れない相手のたとえです。「忠言耳に逆らう」は、役立つ注意でも、受け入れにくい気持ちを表します。耳に届くことと、心で聞き入れることは同じではありません。
一人の口から出る言葉と、大勢の口で広まる話
ここでの口は、人が話す言葉やうわさのたとえです。「口は災いのもと」は、自分の口から出る、うっかりした言葉が問題を起こすことです。「人の口に戸は立てられぬ」は、口を戸で閉められないというたとえです。他の人の話を止められないことを表します。一人の口から出る言葉と、大勢の口を通って広まる話を思い浮かべましょう。
体が題材のことわざ
体のことわざを、読みの五十音順に並べました。それぞれのページで、詳しい意味・読み方・使う場面を調べられます。
頭隠して尻隠さず
一部だけ隠し、ほかが見えているのに全部隠したつもりでいる。
くわしく読む犬が西向きゃ尾は東
言うまでもなく、当たり前のことだ。
くわしく読む馬の耳に念仏
忠告しても、聞き入れられず役立たない。
くわしく読む鬼の目にも涙
厳しく、思いやりのなさそうな人も、時には心を動かして涙を流す。
くわしく読む飼い犬に手をかまれる
世話をしてきた相手から、思いがけず害を受ける。
くわしく読む壁に耳あり障子に目あり
どこで誰が見聞きするか分からないので、言動に気を付けよ。
くわしく読む口は災いのもと
不用意な言葉はもめごとを招くので、発言に気を付けよ。
くわしく読む鶏口となるも牛後となるなかれ
大きな集団の末端より、小さな集団の中心となれ。
くわしく読む鯛の尾より鰯の頭
大きな集団の末端より、小さな集団の中心になる方がよい。
くわしく読む忠言耳に逆らう
自分のための忠告は、素直には聞きづらい。
くわしく読むぬれ手であわ
たいした苦労もせず、多くの利益を得る。
くわしく読む猫の手も借りたい
とても忙しくて、誰でもよいから手伝ってほしい。
くわしく読む寝耳に水
思いがけない知らせに、突然驚く。
くわしく読む腹が減っては戦ができぬ
何かを始めるには、まず食事で力を付ける必要がある。
くわしく読む人の口に戸は立てられぬ
人がうわさをするのを、すっかり止めることはできない。
くわしく読む目は口ほどに物を言う
言葉がなくても、目つきで気持ちが伝わる。
くわしく読む良薬は口に苦し
自分のためになる忠告は、聞きづらいものだ。
くわしく読む