ことわざ覚(おぼ)えたい度(ど)星(ほし)の目安(めやす)

あつものに懲(こ)りてなますを吹(ふ)く

あつものにこりてなますをふく

ほかの書(か)き方(かた)・言(い)い方(かた)
羹(あつもの)に懲(こ)りて膾(なます)を吹(ふ)く

ひとことでいうと

一度(いちど)の失敗(しっぱい)を恐(おそ)れ、心配(しんぱい)のないことまで用心する。

詳(くわ)しい意味(いみ)

「あつもの」は熱(あつ)い吸(す)い物(もの)、「なます」は冷(つめ)たい酢(す)の物(もの)です。熱(あつ)い物(もの)で口をやけどした人が冷(つめ)たい物(もの)も吹(ふ)くように、失敗(しっぱい)の後で必要(ひつよう)以上(いじょう)におびえるという意味(いみ)です。以前(いぜん)の失敗(しっぱい)から、過(す)ぎた用心をする人について使(つか)います。

たとえばこんなこと

  1. 兄は一度(いちど)バスに乗(の)り遅(おく)れて、遠足に参加(さんか)できなかった。それ以来(いらい)、開始(かいし)時刻(じこく)のない公園での遊(あそ)びでも、出発(しゅっぱつ)を一時間早めようとする。

  2. 弟は計算の答えを一つ写(うつ)し間違(まちが)えた。それが怖(こわ)くなり、名前だけを書くプリントでも、何度(なんど)も確(たし)かめて提出(ていしゅつ)できなくなった。

  3. 私(わたし)は一度(いちど)熱(あつ)いスープで口をやけどした。その次(つぎ)の夕食では、冷蔵庫(れいぞうこ)から出したサラダにも、つい息(いき)を吹(ふ)きかけた。

反対(はんたい)の意味(いみ)のことわざ

喉元過ぎれば熱さを忘れる

同(おな)じテーマのことわざ

同(おな)じテーマでも、伝(つた)えていることはさまざまです。意味(いみ)の違(ちが)いも見(み)比(くら)べてみましょう。