テーマ・題材で学ぶ
損と得に関することわざ
ことわざを集めました。場面に合う使い分けも読めます。
安く買えたのに、すぐ壊れて買い直したことはありませんか。初めは損でも、後で大きな得になることもあります。損と得に関することわざは、今と後で起こることを考える言葉です。お金だけでなく、時間や、かけた力についても使えます。今だけで決めずに、先のことも考えてみましょう。
少ないお金や品物から、大きな得をすることがあります。一方で、苦労したのに結果が出ず、疲れだけが残ることもあります。苦労した人と、得をした人が違うこともありますね。同じ得を表す言葉でも、何をしたのかによって使い分けます。
このページには、買い物や、先の損得を考えることわざを集めました。何を出して、誰が何を得たのでしょうか。後にどんな苦労が残ったのでしょうか。下の使い分けを読み、身近な買い物などの経験に当てはめてみましょう。少しの節約が、本当に得になるのかを考えると意味が分かりやすくなります。
似たことわざの違いと使い分け
後の得を選ぶことと、節約して損をすること
「損して得取れ」は、今は損をしても、後の大きな得を選ぶ教えです。先のことを考えて決めるときに使います。「一文惜しみの百知らず」は、少しのお金を出すのをいやがって、後で大きく損をすることです。目の前の節約で、かえって損をした結果を表します。
少し出して大きく得ることと、他の人の争いで得ること
「海老で鯛を釣る」は、少ないお金や品物から、大きな得をすることです。「漁夫の利」は、二人が争う間に、別の人が得をすることです。少し出して大きく得るのか、他の人の争いによって得るのかで使い分けます。
損と得に関することわざ
損と得のことわざを、読みの五十音順に並べました。それぞれのページで、詳しい意味・読み方・使う場面を調べられます。
悪銭身につかず
不正に得た金は、無駄遣いして手元に残らない。
くわしく読む一文惜しみの百知らず
わずかな出費を惜しんだため、かえって大きな損をする。
くわしく読む一銭を笑う者は一銭に泣く
わずかな金でも、粗末に扱うな。
くわしく読む海老で鯛を釣る
小さな元手で、それよりはるかに大きな利益を得る。
くわしく読む風が吹けばおけやがもうかる
ある出来事が巡り巡って、意外な所に影響する。
くわしく読む火中の栗を拾う
他人の利益のために、自分が危険や損を引き受ける。
くわしく読む金は天下の回り物
金は一か所にとどまらず、世の中を巡る。
くわしく読む鴨がねぎを背負って来る
利用しやすい相手が、好都合な物まで持って来る。
くわしく読む漁夫の利
二者が争う間に、別の者が利益を得る。
くわしく読む背に腹は代えられぬ
大切なものを守るには、ほかを犠牲にするほかない。
くわしく読む損して得取れ
目先の損を受け入れ、後の大きな利益を得よ。
くわしく読むただより高いものはない
無料でもらっても、後でかえって大きな負担になることがある。
くわしく読む短気は損気
すぐ腹を立てて動くと、自分が損をする。
くわしく読む鳶に油揚げをさらわれる
手に入ると思った物や利益を、思いがけない相手に横から取られる。
くわしく読む無い袖は振れぬ
持っていないものは、出したくても出せない。
くわしく読むぬれ手であわ
たいした苦労もせず、多くの利益を得る。
くわしく読む百害あって一利なし
害になることばかりで、役立つことが一つもない。
くわしく読む骨折り損のくたびれもうけ
苦労したのに成果がなく、疲れだけが残る。
くわしく読む安物買いの銭失い
安さだけで質の悪い物を買うと、かえって金を失う。
くわしく読む